白ワインに使われるブドウ主要7品種の特徴

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ブドウ品種の個性を知っておくと、料理やスイーツとワインをより上手に合わせることができます。ここでは白ワインに使われる黒ブドウの主な品種の特徴をご紹介します。ただし個々のワインの造りによって、特徴は強くなったり弱くなったり(無かったり)もするのでご注意ください。

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シャルドネ

外観

ぶどうの成熟度や醸造法によって、やや淡い~非常に濃いタイプまで幅広い。

香り

品種自体の個性は薄いが果実の香りが豊か。洋梨、白桃~黄桃、あんず、成熟度の高いものはトロピカルフルーツ的な香りもある。MLF(※乳酸菌による発酵)したものはバターやヨーグルトなど乳製品の香り。木樽(バニラ、トースト、カラメル)。ナッツ、ミネラル、火打石。

味わい

果実味も酸味も豊かでバランスのとれた味わい。MLFしたものは酸味がまろやかになり、ふくよかで柔らかい印象になる。フレッシュでフルーティーな軽いものから、樽熟成したコクのある力強いものまである。

備考

すっきりしたものからコクのあるふくよかなものまで造られる。品種自体の個性は控えめで、地域の個性や醸造方法(MLFや木樽醸造)によってワインの印象は大きく変化する。よく熟すと糖度が高くなるが、ほとんど辛口に仕上げられる。冷涼な産地から温暖な産地まで、さまざまな気候や土壌に対する適応能力があり広く栽培されている。
代表産地:ブルゴーニュ、シャンパーニュ、南フランス、アメリカ、チリ、オーストラリア、イタリア、日本 など世界各地。

ソーヴィニヨン・ブラン

外観

ぶどうの成熟度や醸造法によって、やや淡い~非常に濃いタイプまで幅広い。

香り

ハーブや青ピーマン、カシスの芽、トマトの葉など青い草の香りが強いのが特徴。果実香はぶどうの成熟度によってグレープフルーツなどの柑橘系、りんご、白桃、洋梨、トロピカルフルーツまでさまざま。香りは強く、品種の個性は強い。ミネラル。樽を使っていればバニラはカラメルなど樽由来の香り。

味わい

シャープな酸味が豊かでバランスのとれた味わい。果実味も中程度~豊かなものまであり、フレッシュでフルーティーな軽いものから、樽熟成したコクのある力強いものまである。

備考

ロワールとニュージーランドでは樽熟成しないものがほとんど。
代表産地:ロワール上流(サンセール、プイィ・フュメ、トゥーレーヌなど)、ボルドー、南フランス、アメリカ、チリ、ニュージーランド、オーストラリア など世界各地。

リースリング

外観

やや淡い~やや濃いタイプまで。グリーンがかった色調が持続しやすい。

香り

非常に香り豊かで華やか。グレープフルーツのような柑橘系の香りから、青りんご、黄りんご、洋梨、菩提樹などの白い花の香り豊か。キャンディ、重油香(ペトロール)、ミネラル。樽由来の香りは無い。

味わい

シャープな酸味が非常に豊かで華やかさのある味わい。果実味も中程度~豊かなものまであり、やや軽いタイプのものからしっかりしたものまで、また甘口から辛口まであるが、どのタイプでもエレガントな印象がある。

備考

冷涼な気候に適す。晩熟品種で、酸味を失わずにゆっくりと熟す。樽は使わない、または樽の印象がつかないように醸造する。甘味をもったタイプも多い。
代表産地:アルザス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド など比較的冷涼な産地。

ミュスカデ

外観

非常に淡い~淡い。グリーンの色調が強い。シュール・リーしたタイプは気泡が見られることも多い。

香り

控えめでシンプル。レモン、ライム、グレープフルーツなどの爽やかな柑橘系。レモングラス、セルフィーユなどの爽やかな印象のハーブ。シュール・リーしたものはイースト香。ミネラル。

味わい

軽くシンプル。フレッシュな果実味と爽やかな酸味、アルコール感も控えめなタイプが多く、余韻も短め。

備考

シュール・リー製法によってフレッシュなタイプにするものが多い。樽は使わない。
代表産地:ロワール下流地域(ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ)。

シュナン・ブラン

外観

やや黄色みがかり、やや淡い~やや濃いタイプまで。

香り

かりん、あんず、りんごの蜜、ミネラル、ほのかにナッツの香り、白や黄色の花。樽の香りは控えめで、または使用しない。

味わい

アタックに豊かな果実味が広がるが、後半から余韻にかけてシャープで豊かな酸味が広がる。甘口から辛口まで造られるが、酸味の豊かさの印象が強い。

備考

樽は使用しない、または樽香をつけすぎないタイプが多い。甘味をもったタイプも多い。
代表産地:ロワール中流地域(ヴーヴレ、サヴニエールなど)。

ヴィオニエ

外観

黄色みが強く、やや濃い~濃いタイプが多い。粘着性も豊か。

香り

香り豊かで個性的。あんず、黄桃などの黄色い果実やキンモクセイなどの黄色い花の香りが豊か。樽の香りはやや控えめ。

味わい

豊かな果実味が味わいの中心。アルコールのボリューム感も豊か。酸味は控えめ。全体的にふくよかな味わいで柔らかい印象。

備考

樽を使用するが、または樽香をつけすぎないタイプが多い。
代表産地:コート・デュ・ローヌ北部(コンドリュー、シャトー・グリエなど)。

ゲビュルツ・トラミネール

外観

黄色みが強く、濃いタイプが多い(糖度が上がりやすく、果皮に色素があるため)。粘着性も豊か。

香り

非常に香り豊かで個性的。ライチ、熟した洋ナシ、白いバラ、バラのエッセンス、コリアンダーやクミンなどのスパイス、香木。石鹸や化粧品的な印象のものもある。樽の香りはない。

味わい

非常に豊かな果実味が味わいの中心。アルコールのボリューム感も豊か。酸味は控えめ。全体的にふくよかな味わいで柔らかい印象。甘みを持ったタイプも多い。後味に苦みを伴うこともある。

備考

樽を使用するが、または樽香をつけすぎないタイプが多い。
代表産地:アルザス。

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この記事の著者

サイト管理者ソムリエ

1972年生まれ、東京都出身、フードコーディネーター。2001年にJSA認定ソムリエ、2003年にチーズプロフェッショナル、2007年にシニアソムリエ、2014年に野菜ソムリエを取得。仕事込みで年間に平均約500本のワインを試飲しています。
■ 姉妹サイト:ワインと料理のマリアージュ

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