シェリーの主な5つのタイプ

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シェリーは、スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテラ及びその周辺地区で生産される酒精強化ワインです。力強く懐が深いので、普通のワインに合いにくい料理でもシェリーには合うことがあります。さまざまなタイプがありますが、ここでは初心者の方にも是非覚えておいてもらいたい、シェリーの5つのタイプをご紹介します。5番目のペドロヒメネスのみが甘口で、その他は辛口です。

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フィノ(Fino)

シェリーの中で最も辛口で、色が淡いのがこれ。樽の中のシェリーの表面をフロールと呼ばれる産膜酵母が覆っていたために、フロールに由来する独特の風味がありますが、それでも空気とは遮断されていたので相対的には風味はおとなしく、すっきりとした繊細な味わい。料理にも合わせやすいタイプです。熟成地はヘレスまたはプエルト・デ・サンタ・マリア。

マンサニーリャ(Manzanilla)

これは非常に分かりにくいのですが、「マンサニーリャ」は、前述の「フィノ」の中の一部と考えてください。サンルーカル・デ・バルメーダで熟成されたフィノタイプのワインのことを特別に「マンサニーリャ」と呼びます。味わいは基本的にはフィノに近いのですが、比べるとマンサニーリャは、潮風の影響で塩気や磯の香りが強いという特徴があります。よって魚介類との相性は抜群です。サンルーカルに住む人々は、「マンサニーリャとフィノは別物」というこだわりがあるようです。

アモンティリャード(Amontillado)

アモンティリャードは、フィノの熟成途中で産膜酵母「フロール」が消失したことで空気に触れるようになり、その状態で熟成を続けたものです。よってフロール香と酸化熟成に由来するナッツのような香りの両方が共存し、フィノとオロロソの中間のような味わい。酸化しているために色も琥珀色です。

オロロソ(Oloroso)

オロロソは、長く空気に触れさせることで強い風味をつけ、さらにアルコールを強化してコクとボリュームをもたせたものです。色は濃い琥珀色からマホガニー(赤焦げ茶)色。オロロソはアルコール度数が17~22度で、シェリーの中で最もアルコール度数が高いタイプです。香りが強い料理との相性は抜群、特にブルーチーズ、ウォッシュチーズ、燻製料理、羊、ジビエ、ハーブや香辛料の効いたアジア料理など。

ペドロヒメネス(Pedro Ximenez)

「ペドロヒメネス」は白ブドウの品種の名前ですが、シェリーのタイプを表す意味でも使われます。稀に辛口もありますが、基本的は甘口と考えてください。多くの場合色は黒に近い濃い茶色で、レーズン、プルーン、チョコレートのような芳醇な香りと深いコクがあり、チーズやスイーツに合わせると最高です。

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この記事の著者

管理人ソムリエ

1972年生まれ、東京都出身、フードコーディネーター。2001年にJSA認定ソムリエ、2003年にチーズプロフェッショナル、2007年にシニアソムリエ、2014年に野菜ソムリエを取得。仕事込みで年間に平均約500本のワインを試飲しています。

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