中華とワインのマリアージュ7選

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近年は中華料理店でもワインを扱うところが増えてきました。上海、香港、台湾、シンガポールなどの中華圏でも食事にワインを合わせることが流行しています。また、フランスではどんな小さな町に行っても中華料理店やベトナム料理店があります。フランス人が飲むからには、間違いなく相性のよい中華とワイン。ここではさまざまなタイプ別の料理とワインの相性をご紹介します。

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点心、エビチリ

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大半のフランス人が中華料理屋で合わせるのがロゼワインで。中華料理との相性では定番中の定番とされています。理由の一つは、中華料理は皿数が多くまたさまざまなタイプの料理があるので、中間的なロゼという単純な考え方。もう一つは、グルナッシュ主体のロゼには八角、五香粉など中華のスパイスや、赤ピーマンや赤唐辛子などの香りがあり、餃子、春巻、小籠包などの点心類、一品料理ではエビチリ(乾焼蝦仁)などと相性がよいという見方もあります。ロゼというと甘口のイメージがあって敬遠する人もいるかもしれませんが、ご紹介しているタヴェルは必ず辛口、しかもロゼの中では比較的赤に近い飲みごたえのある味わいで、赤ワイン好きも楽しめるおすすめのロゼワインです。

チンジャオロースー(青椒肉絲)

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と言ってもロゼワインばかりをご紹介しても面白くないので、ここからは先はあえてロゼワイン以外を紹介していきます。中華の中には、醤油、○○醤、オイスターソースなどいわゆる中国の「醤(ジャン)」の味が前面に出た料理、例えばチンジャオロースー、麻婆豆腐、アワビのオイスターソース煮などがあります。これらには熟成した調味料特有の土っぽい風味があるので、若いうちから土の香りが出やすいメルロー種のワインがおすすめです。できればある程度熟成してレンガ色がかったようなものだとさらによく、メルロー以外では、最低3年熟成してから出荷され枯葉のような香りがあるイタリアのバローロや、若いうちからレンガ色になりやすく香りも中華によく合うグルナッシュの赤、果実味豊かで黒胡椒の風味がある南仏のシラーを使ったワインもおすすめです。

トンポーロー(東坡肉)

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グルナッシュというブドウ品種に八角のような香りがあることは前述しましたが、実はもう一つ八角の香りがあるお馴染みのワインがあります。それはボージョレです。トンポーローなど八角を使った煮込み料理には、グルナッシュまたはボージョレを合わせるとよいでしょう。ボージョレーはヌーボーでもよいですが、通年楽しめてワンランク上の品質のボージョレ・ヴィラージュを是非試してみてください。また、ボージョレは地理的にリヨンに近く、リヨンでは豚肉や豚肉加工品のソーセージなどの料理が名物です。その観点からも豚肉料理とボージョレは絶好の相性と言えます。

干し豆腐の香菜和え

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中華の前菜に出てくる緑色野菜を使った爽やかな味付けの料理には、緑色がかった爽やかな白ワインが合います。その中でも独特の香りが癖になる香菜(シャンツァイ=パクチー=コリアンダー)には、品種に由来する青々しいハーブの香りと柑橘の酸味が特徴のソーヴィニヨンブランが絶好の相性です。特にニュージーランド産のものは香りが強くおすすめです。

バンバンジー(棒棒鶏)

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全体的に白っぽい色合いの料理には、木樽で醸造したシャルドネのふくよかな味わいの白ワインが合います。例えばバンバンジーや鶏肉のカシューナッツ炒め(宮保鶏丁)には、それぞれ胡麻、ナッツの香ばしい香りが、木樽の香りと共通してお互いを引き立てます。その他、ホタテや海老を蒸した料理や、白湯(パイタン)やクリームを使った料理などもシャルドネとよく合います。シャルドネ以外では、樽熟成したボルドーのソーヴィニヨンブランもおすすめです。

羊肉のクミン炒め(孜然羊肉)

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「羊肉のクミン炒め」は中国西端の新疆ウイグル自治区の名物料理。羊肉料理は前述した南仏のシラー種を使ったワインが一つの定番ですが、シラー以外なら、この料理にドンピシャで合うのがゲビュルツトラミネール種のワイン。ライチの香りで有名ですが、クミン、コリアンダーシード、ガラムマサラ、ホワイトペッパーなど白っぽいスパイスの香りもあり、これらのスパイスを使った香りの強い料理とよく合います。ちなみに「ゲビュルツ」とは「香辛料」の意味。またブドウの糖度が高く辛口でも口当たりが若干甘いので、その意味でもピリ辛の料理とは好相性。カレーともよく合いますので是非とも試してください。

臭豆腐

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この記事の最初で、ロゼワインが中華に一番幅広く合うワインであると述べましたが、実は、別の角度から見ると、ロゼよりも合うのではないか?と思われるワインがあります。それがシェリー。なぜならシェリーは紹興酒と香りや旨味が良く似ているからです。特に香りが強いシェリーのオロロソというタイプは、長期熟成した紹興酒である「老酒(ラオチュウ)」と激似と言ってよいでしょう。中華料理は全般的に香りが強いですが、特に香りが強い八角などの香辛料を使った料理と相性が良い他、それ以外では「臭豆腐」など強烈な香りの料理はたいていのワインだと負けてしまいますが、オロロソならがっちりと受け止めてくれます。

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この記事の著者

サイト管理者ソムリエ

1972年生まれ、東京都出身、フードコーディネーター。2001年にJSA認定ソムリエ、2003年にチーズプロフェッショナル、2007年にシニアソムリエ、2014年に野菜ソムリエを取得。仕事込みで年間に平均約500本のワインを試飲しています。

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