スイーツとワインのおすすめペアリング

スポンサーリンク

スイーツにワイン ― そんな楽しみ方も最近は徐々に一般的になってきました。甘いスイーツは甘いワインと合わせることによって、お互いの魅力は何倍にも相乗効果を生み出します。今回は、管理人が日頃楽しんでいる、スイーツと甘口ワインやその他のアルコール類のさまざまなペアリングをご紹介します。甘口ワインの楽しみ方が分からないという方も是非参考にしてください。

スポンサーリンク



市田柿ミルフィーユ & マルサラ


市田柿ミルフィーユ」は、南信州特産の干し柿「市田柿」で、カルピス発酵バターをサンドした新感覚スイーツ。市田柿の素朴ながら濃厚な甘味ねっとりとした食感、発酵バターの上品な風味ほのかな酸味と塩気が絶妙に融合し、干し柿とバターがこんなにも合うものか!と、初めて食べたときに大感動したのを忘れられません。今回のペアリングでは、貴腐ワインと迷いましたが、ちょっとひねって酒精強化ワインのマルサラを試してみました。主に料理用とされているカジュアルなタイプですが、飲んでも美味しく、その甘苦い味わいと、まさに干し柿を感じるドライフルーツや、ヘーゼルナッツ、バニラ、スパイスなどの複雑な熟成香は、市田柿の複雑な旨味とベストマッチ。さまざまな旨味・風味が混然一体となり、幸せな余韻が長く続きます。

市田柿ミルフィーユ/南信州菓子工房 100g¥1,080
楽天市場Amazon
マルサラ・フィーネ・グラン・シェフ ¥1,500程度~
楽天市場Amazon

チョコレートケーキ & ポートワイン


チョコレート系のケーキはいつでも赤の甘口ワインとよく合いますが、このケーキより合うものはそうはないでしょう。その名も「ブーダン・オ・ショコラ」。フランス伝統の豚の血を使った黒いソーセージ「ブーダン・ノワール」をイメージしたケーキで、限りなくチョコレートに近いずっしり濃厚なケーキの中に、さまざまなドライフルーツナッツがぎっしり!これらがワインとの接点として大活躍します。ペアリングしたのは、チョコレートには定番のポートワイン黒系の凝縮したベリー系フルーツとほんのりドライイチジクを感じる豊かな果実味と甘味、ナッツスパイスの風味は、まさにこのケーキと最高の相性。価格がお手頃なのも魅力です。

ブーダン・オ・ショコラ/パティスリー グレゴリー・コレ ¥2,970
楽天市場Amazon
サンデマン・ルビーポート ¥1,400程度~
楽天市場Amazon

ラズベリータルト & ランブルスコ


ラズベリー(=キイチゴ/フランボワーズ)って皆さんよく食べますか?イチゴやブルーベリーに比べるとマイナーな印象がありますが、チャーミングな甘酸っぱさが魅力の美味しいフルーツです。そのラズベリーをたっぷり使ったこのタルト、着色料や香料は使用せず、ラズベリー本来の風味を生かした甘さ控えめの爽やかな味わいで、スイーツ好きはもちろん、甘いものが苦手な方にも喜ばれること間違いなし!ペアリングしたのは赤の甘口スパークリングランブルスコ」。今回合わせたのは甘さ控えめの軽やかなタイプで、赤系果実の風味、ほどよい甘味・酸味がこのラズベリータルトとちょうどよいバランスです。このランブルスコ、価格は嬉しいことになんと700円~!スイーツ以外にも、ピザソーセージ、チーズ全般などともよく合いますので、是非日常の食事にランブルスコを取り入れてみてください。

タルトレット・ラズベリー/パスキエ 5個入¥2,400前後
楽天市場Amazon
キアリ・ランブルスコ・ロッソ ¥700程度~
楽天市場Amazon

アップルパイ & シードル/ポモー・ド・ノルマンディー


こちらは人気のアップルパイ専門店「グラニースミス」のアップルパイ大ぶりのりんごザクザクとした食感のパイ生地が特徴的で、「おばあちゃんの手作りの味」というコンセプト通り、ほっこり素朴な味わいながら一度食べたらクセになる美味しさです。定番4種の他に、季節限定や店舗限定のアップルパイがあり、毎回選ぶのに迷うのですが、今回は定番の「ダッチクランブル」と「クラシックラムレーズン」を選びました。合わせたのは「ポモー・ド・ノルマンディー」。カルヴァドス(リンゴ原料の蒸留酒)とりんご果汁をブレンドして熟成させたリキュールで、まさにアップルパイにピッタリ。そのままでもいけるのですが、アルコール度数が17度とちょっと高めなので、シードル(リンゴのワイン)で割ってみたところ、これがまた絶品!お好みの強さで楽しめますので、是非お試しください!

アップルパイ各種/グラニースミス 1カット¥470~
楽天市場|Amazon|公式オンラインショップ
ブラー・ポモー・ド・ノルマンディー ¥2,200程度~
楽天市場Amazon
メルシャン・シードル ¥500程度~
楽天市場Amazon

マスカットの求肥包み & マスカットのスパークリングワイン


岡山に本社を構える和菓子の老舗「宗家 源吉兆庵」の夏の名物が「陸乃宝珠(りくのほうじゅ)」。岡山県産の高級フルーツ、マスカット・オブ・アレキサンドリアを丸ごと1粒、求肥で包んだスイーツです。表面には砂糖がまぶしてあり、美しい翡翠色と相まって、そのビジュアルはあたかも宝石のよう!口に入れてみると、薄い求肥のすぐ内側にあるマスカットの皮がプチッと弾ける食感が楽しく、ジュワッと口いっぱいに広がる甘い果汁に感動!後からシャリッとした食感と共に砂糖の甘味が追いかけてきますが、マスカットの爽やかな酸味で、後味はさっぱり。全体がバランスよくまとまっており、マスカット・オブ・アレキサンドリアの魅力を最大限引き出した上品なスイーツです。ペアリングしたのは、まさにそのマスカット・オブ・アレキサンドリアで造った甘口スパークリング。お安いワインでしたが、甘味・酸味の塩梅がちょうどスイーツとシンクロし、相性は完璧。このワイン以外でも、「アスティ」などマスカット系ぶどうを使った白の甘口はどれもオススメです。

陸乃宝珠(マスカットの求肥包み)/宗家 源吉兆庵 6個入¥1,944(※販売は5月~9月)
楽天市場Amazon公式オンラインショップ
マスカット系ぶどうを使った白の甘口ワインの検索結果
楽天市場Amazon

レーズンサンド & ロゼ・ダンジュ


最近はちょっとしたバターサンドブームですが、1周すると必ず戻ってきたくなるのが、皆さんご存知六花亭マルセイバターサンドサクッとしたクッキーと、ホワイトチョコレートを合わせたバタークリーム洋酒がしっかり効いたレーズンの絶妙コンビネーションは、何十年経っても色褪せない美味しさです。レーズンサンドと合わせるワインはなかなか難しいのですが、個人的にはロゼのやや甘口ロゼ・ダンジュ」はかなり良いと思っています。赤と白の中間のロゼということで、赤寄りのレーズン白寄りのバタークリームのどちらとも穏やかに寄り添い、レーズンサンドの味わいを引き立てます。食事にも合わせられるくらいのほどよい甘さのワインですので、甘さ控えめのレーズンバターサンドとの甘さのバランス的にもピッタリです。

マルセイバターサンド/六花亭 10個入¥1,350~
楽天市場Amazon
ロゼ・ダンジュ各種 ¥1,000程度~
楽天市場Amazon

レモンケーキ & リモンチェッロのソーダ割り


スイーツと相性抜群のレモン。管理人オススメの絶品レモンスイーツがこちらの「しまなみレモンチーズケーキ」です。素晴らしいのがその材料で、「クリームチーズ、ヨーグルト、サワークリーム、砂糖、卵黄、蜂蜜、バター、レモン、小麦粉、ベーキングパウダー、ピスタチオ」と自然なものだけガツンとレモンを感じるしっかりした酸味があり、甘さは上品濃厚で食べ応えもありながら爽やかな後味で、ついついもうひと切れと食べたくなる危険な美味しさです。合わせたのは、あえてワインを離れ、レモンのリキュール「リモンチェッロ」のソーダ割りレモンの皮のビターな風味が魅力的で、まさに口の中が幸せなレモン尽くし!アルコール度数は30度あり、個人的には1:4で割るのがちょうどよいかと思いますが、お好みで調整してみてください。

しまなみレモンチーズケーキ 5号/香のか ¥3,000~
楽天市場Amazon
リモンチェッロ・ディ・カプリ ¥1,600程度~
楽天市場Amazon

いちご大福 & あまおうスパークリング


そのまま食べても美味しいいちごをさらに美味しくいただける、見た目でも楽しい和スイーツ「いちご大福」。数ある名店の中で管理人の大のお気に入りが菜菓亭です。こちらのいちご大福は白あんで、まず驚かされるのはいちごの大きさ。時期ごとに全国から選りすぐった特大のいちごを白あんと餅で薄く包んだ大福は、一口頬張るといちごの果汁がブワァと溢れ出し、後から白あんの上品な甘味と融合。その甘味と酸味のバランスが絶妙で、いちごを主役に押し出しながら、和菓子として完成度の高い逸品です。ロゼ甘口とのペアリングも捨てがたいところでしたが、今回はストレートにいちごのスパークリングワイン「あまおうプレミアム」を合わせてみました。750mlのワイン1本あたりなんと50粒ものあまおうを使うというこのワイン、香りも味わいもまさにいちごそのもの。甘口ですが、まさに「すごく甘いいちご」くらいの自然な甘さでエレガントな味わい。菜菓亭のいちご大福と綺麗にマリアージュしました。少々お高いですが、一度試してほしいおすすめワインです。

いちご大福/菜菓亭 4個入¥2,680
楽天市場Amazon
あまおうプレミアム 750ml¥3,130
よかもん市場
スポンサーリンク

この記事の著者

サイト管理者ソムリエ

1972年生まれ、東京在住のソムリエ&フードコーディネーター
■ 姉妹サイト:ワインと料理のマリアージュおしゃれワイン

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

スポンサーリンク

スポンサーリンク

ページ上部へ戻る