スーパーで買えるおすすめのワイン10選(1000円未満)
近年、一般的なスーパーでも安くて美味しいワインが増えてきました。何を隠そう管理人自身、デイリーワインはスーパーで調達することが多いのですが、そのコスパの高さには目を見張るものがあります。ここでは、管理人の近所にあるスーパー「サミット」(※関東地方に展開するスーパーマーケットチェーン)に置いてあるワインの中から、オススメのワインを10本(白5本、赤5本)をご紹介します。全て1000円未満で、品種やタイプがなるべくバラエティ豊かになるようにチョイスしました。皆さんの日々のワイン選びの参考になれば幸いです。
【スパークリング・白】モマンドール・ブリュット
【スーパー価格:¥798】こちらはスペインのフレシネ社とサントリーが共同開発したスパークリングワイン。レモンやライムなどの柑橘系フルーツや洋梨、青リンゴなどの香りがあるスッキリ辛口で、果実味と酸味がバランスよくまとまっています。このワインが面白いのは、辛口なのにアルコール度数が8.5%とかなり控えめなところ。酒飲みの方には物足りないかもしれませんが、逆にアルコールの弱い方には喜ばれるでしょう。いや、むしろ量を飲む方こそ、このくらいの度数のほうがちょうどよいのかもしれませんね。また約800円で買える辛口スパークリングはなかなかないので、その点でも貴重と言えます。
【白ワイン(甘口)】マドンナ・リープフラウミルヒ
【スーパー価格:¥990】こちらはドイツの甘口白ワイン。ちなみに「リープフラウミルヒ」とは「聖母のミルク」という意味で、このワインの甘く優しい飲み口をうまく表現したネーミングです。香りはりんごや洋梨、マスカットなどフルーティー。甘口ではあるのですが、このワインのブドウ品種リースリングはシャープな酸味が特徴で、このワインも甘味の奥に酸味があるので後味は意外と爽やか。決して甘ったるくはありません。アルコールも9.5%と控えめなので、ワインが苦手な方もジュース感覚でゴクゴク飲めるでしょう。食事と合わせるのはちょっと難しいかもしれませんが、カマンベールなどの軽い白カビ系のチーズやフレッシュフルーツとはドンピシャの相性です。甘口があまり好きでない方も是非試してみてください!
【白ワイン】ジェイコブス・クリーク・リースリング
【スーパー価格:¥858】ジェイコブス・クリークはオーストラリアの大手メーカー。このワインは上のマドンナと同じリースリングを使って辛口に仕上げています。アルコールは11.5%とやや抑えめ。リースリングらしいレモンやグレープフルーツなどの柑橘系の風味と心地よいミネラル感がありつつ、酸味を強調しすぎない作りなので、万人受けするスッキリ爽やかな味わいです。和食とは抜群に合います。特にレモンを絞って食べたくなるような料理、例えば焼き魚や唐揚げなどと合わせるとかなりイケますよ!
【白ワイン】バロン・ド・レスタック・ボルドー・ブラン
【スーパー価格:¥960】バロン・ド・レスタックは、日本のみならずフランスのスーパーでもよく見かけるワイン。つまりフランス人が家飲みするワインです。ブドウ品種はソーヴィニヨンブラン70%、セミヨン30%というボルドー白ワインの王道ブレンドで、爽やかさとまろやかさを兼備。ほどよく樽熟成しているので厚みや複雑味が加わり、刺身、生ガキなどのさっぱり系から、クリーム煮などのこってり系の料理まで幅広く対応します。フランス・ボルドー産の樽熟成ワインが1000円未満で買えるのは嬉しい!
【白ワイン】ロバート・モンダヴィ・ウッドブリッジ・シャルドネ
【スーパー価格:¥933】ロバート・モンダヴィはカリフォルニアワインの父と呼ばれる人物。ちなみにあの高級ワイン「オーパス・ワン」は、このロバード・モンダヴィとシャトー・ムートンのコラボで生まれたワインです。カリフォルニアのシャルドネと言うと、よく熟した果実味とガッツリ効いた樽香が特徴的ですが、こちらのワインは、価格的なこともあってか、それらの特徴はやや控えめ。しかしその分、酸味やミネラル感など他の要素が際立ち、日頃の食事にも合わせやすく飲み飽きない仕上がりになっています。それでも、上のジェイコブス・クリークやバロン・ド・レスタックよりも厚みがあるので、より濃く飲み応えのある白ワインが好きな方にオススメです。
【赤ワイン】イエローテイル・シラーズ
【スーパー価格:¥798】イエローテイルは、オーストラリアのカセラ・ワインズが、アメリカ市場を意識して開発したブランド。重視したのは「果実の甘み、やさしい酸味、低タンニン(渋み)」で、その狙い通りアメリカで輸入ワインNo.1の大ヒットとなりました。今でこそさまざまな品種が販売されていますが、その元祖はシラーズとシャルドネ。特にシラーズのインパクトは抜群で、煮詰めたジャムのような、辛口ですが甘口の一歩手前といってもよいくらいの濃厚な果実味が特徴的。濃いワインが好き、または赤ワインの酸味・渋みが苦手という方にオススメです。
【赤ワイン】デ・ボルトリ・DB(ディービー)・シラーズ/カベルネ
【スーパー価格:¥656】こちらもオーストラリアのワイン。上のイエローテイル同様にオーストラリアの代表品種シラーズに、こちらではカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしています。シラーズの特徴は濃厚でボリューム感のある果実味ですが、それにカベルネの渋みと酸味がプラスされ、よりワインとしてバランスの整った端正な味わいを持ちます。果実味豊かなワインが好きだけど、イエローテイルはちょっと甘く感じるという方にオススメです。料理はステーキやビーフシチューなど肉料理に合いますが、面白いところでは、お好み焼きにも合います。ポイントはお好みソースと共通する甘味と酸味。一度お試しあれ!
【赤ワイン】アルパカ・カルメネール
【スーパー価格:¥498】アサヒビールが2012年に取り扱いを始めて以来、日本のスーパーのワイン売り場を席捲しているチリワイン「アルパカ」。どの品種も美味しいのですが、個人的にはあえて一つ選ぶとしたらこちらの「カルメネール」です。チリの特産品種で、豊かな果実味を中心に、渋み・酸味・スパイス・ハーブなどさまざまな要素を備えつつ、全体がまろやかにまとまっています。アルパカの「カベルネ・メルロー」と比べると、こちらのほうが濃いめで酸味は控えめと言えるでしょう。何といっても約500円という価格は驚異的で、コスパが素晴らしいです!
【赤ワイン】サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ・カルメネール/プティ・ヴェルド
【スーパー価格:¥578】ここまでご紹介してきた赤ワインはどれもなかなかの濃いワインですが、分類で言うと「ミディアムボディ」の域を出ません。しかしこのサンタ・カロリーナは堂々の「フルボディ」!その大きな要因は「プティ・ヴェルド」という品種です。果実の凝縮感やタンニン、スパイシーさに富んでおり、ボルドーの偉大なワインに補助的にブレンドされることが多い、とても力強いブドウです。そんな素晴らしいブドウを他社がなぜ使わないのかと言うと、理由は簡単、栽培が難しいから。サンタ・カロリーナ社にはそれだけの土壌と技術力があるのです。価格はアルパカよりほんの少し高いですが、それでもこれだけのフルボディワインが600円で買えるのはありがたい限り!
【赤ワイン】コノスル・ピノノワール・ヴァラエタル
【スーパー価格:¥768】安旨ワインを紹介するとなったら、コノスルを外すわけにはいかないでしょう。ワイン初心者の方は、迷ったらどの品種もとりあえずコノスルを買っておけば間違いありません。中でも管理人が特に評価するのがこのピノノワールです。というのも、1000円未満のいわゆる「安旨ワイン」のほとんどは濃いワインで、繊細でエレガントなピノノワールは栽培が難しいため、安旨ワインは少ないのです。そんな中、コノスルのピノノワール・ヴァラエタルシリーズは、他の品種と同じ800円未満で、しかも安心・安定の高品質。これは本当にすごいことなのです!ピノノワールは日常の和食にも合わせやすく、例えば肉じゃがやうなぎのかば焼きなど、甘辛い醤油ベースの料理とよく合います。
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