海外セレブの造るワイン11選

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ワインとは人を魅了するものですが、ワインに魅せられたセレブはワイナリーを買ってしまうのですから、まったくやることの桁が違います。ここでは、ホームパーティーなどに持参すると話の種になる、海外セレブが造ったワインをご紹介します。”造る”と言っても、実際はオーナーであり、栽培・醸造に深く携わっているケースは少ないものの、中には驚くほど積極的に関わっているセレブもいます。なるべく日本で入手可能なものを選びましたが、入手不可能なものもいくつかありますのでご注意ください。

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ブラッド・ピット(&アンジェリーナ・ジョリー)/ミラヴァル/フランス・プロヴァンス

ご存知ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー夫妻。彼らは2008年からプロヴァンスのシャトー・ミラヴァルと深いつながりがありましたが、2012年に4100万ユーロ(当時のレートで約43億円!)で正式に購入。2014年にはこのシャトーで結婚式を挙げたことでも知られています。別荘としても使用していますが、ワイン造りにも真剣に取り組んでおり、南仏を代表する造り手のジャン・ピエール・ペラン(ファミーユ・ペラン)を醸造家に迎え、品質向上を図っています。ブドウは完全オーガニック。画像の「ミラヴァル・ロゼ」はワインスペクテーター誌の2013年の世界のロゼワインTOP100の頂点に輝きました。

シャネル(ヴェルメーテル家)/Ch.ローザン・セグラ/フランス・ボルドー

シャネルともなると一つの大企業なので”セレブ”という感が薄いですがご容赦ください。ボルドーの2級格付けシャトー・ローザン・セグラはこれまで何度かオーナーが替わってきており、今でこそ1級を凌ぐ”スーパーセカンド”とも呼ばれますが、1970~1980年代前半の評価は決して芳しいものではありませんでした。前オーナーの下でも品質改善が図られていましたが、1994年にシャネルのヴェルメーテル家がローザン・セグラを買収すると、シャネルはシャトー・ラトゥールからデイヴィッド・オアとジョン・コラサという2人のトップ醸造家を引き抜くなど、さらに大規模な投資と改革を敢行。その品質と名声を揺るぎないものにしました(関連記事「ボルドー格付け61シャトー一覧(平均価格とパーカーポイント付き」)。画像の2009年ヴィンテージは、シャネルの専属デザイナー、カール・ラガーフェルドがラベルをデザインした、シャトーの創業350年記念ボトル。おそらく完売状態のプレミアものなので、購入はオークションなどで。

サルヴァトーレ・フェラガモ/イル・ボッロ/イタリア・トスカーナ

ブランドつながりで今度はフェラガモをご紹介。2代目のフェルッチオ・フェラガモは、1993年に中世の佇まいを残す美しい村「イル・ボッロ」と周囲の広大な敷地を丸ごと購入。ワイナリーを運営するのみならず、敷地を開発しリゾートとして展開します。ワイナリー「イル・ボッロ」は、ルーチェなどの醸造責任者も務めるニコロ・ダフリット氏を迎えワイン造りを開始。2007年に正式開業すると直系3代目のサルヴァトーレ・フェラガモ氏(※初代の名を継承)が最高責任者に就任します。彼は単なるお飾りではありません。一族の中で唯一ファッションの道を歩まなかった彼は、ボルドーやカリフォルニアにワイン留学を経験するなどワイン造りに真剣に取り組んでおり、ワイナリーの陣頭指揮をとっています。ラベルにはフェラガモと名乗っていないのは彼のこだわり。彼曰く「名乗らなくても、消費者はそれが最高のワインだと分かってくれるはず。他のフェラガモ製品と同じように」

スティング/イル・パラージオ/イタリア・トスカーナ州

スティングはイギリス出身のロックミュージシャン。スティングは1999年にトスカーナの広大な畑「イル・パラージオ」を購入します。この畑は16世紀からの歴史がありましたが、スティングが購入したときにはひどく荒れ果てていました。彼と妻のトゥルーディー・スタイラーはこの地に移住し、自身も農作業に携わりながら実に7年かけてこの土地を開発。環境に高い意識のあるスティング夫妻は、自然や土地の歴史に敬意を払いオーガニックにこだわっています。ワインについては、カリフォルニアのベンジガーなどで活躍したビオディナミの第一人者アラン・ヨーク(2014年死去)やピエトロ・カチョルニャのオーナー兼醸造家パオロ氏をコンサルタントに迎え、当初から高品質のワインを送り出しています。全てのワインの銘柄には自身の名曲のタイトルをつけるという心憎い演出。音楽好きの人へのプレゼントにもおすすめです。

エンニョ・カパサ/カンティーネ・アリミニ/イタリア・プーリア州

エンニョ・カパサは、多くのセレブが顧客として名を連ねるファッションブランド「CoSTUME NATIONAL(コスチューム ナショナル)」のデザイナー。自身が休暇を過ごすプーリア州の別荘でゲストをもてなす目的で、ワインを限定プロデュースしています。ワインはプリミティーヴォ100%とネグロアマーロ100%の2種類。詳細は謎に包まれていますが、ボルドーの一流シャトーで使用される重厚なボトルや通常より長いコルクを使用している他、別荘の近くの湖に飛来するフラミンゴを描いたスタイリッシュなラベルなど、細部に至るまで、エンニョ・カパサ自身が監修しています。残念ながら極めて入手困難ですが、青山にある系列のバー「CNAC WALL」では提供されています。

アントニオ・バンデラス/アンタ・バンデラス/スペイン・カスティーリャ・イ・レオン州

アントニオ・バンデラスはスペインの俳優。『デスペラード』『マスク・オブ・ゾロ』の主演、『シュレック2』のプスの声優と言うと分かる人が多いでしょう。ワイナリーは元は「アンタ・ボデガス」として1999年に開業。アントニオはこれまでにも香水ビジネスで成功していましたが、常々ワイン造りにも興味を持っており、2002年に親族を通じこのワイナリーを紹介されると、2009年に半数の株を取得。このワイナリーの共同経営者になると共に、ワイナリー名を「アンタ・バンデラス」と改名します。彼は「ワイン造りはアート」と語ります。ワインはリベラ・デル・デュエロらしくテンプラニーリョ主体の赤を数銘柄の他、白のシャルドネやロゼを生産しています。アメリカの一部の州には流通していますが、残念ながら日本では入手不可。

アンドレイ・イニエスタ/ボデガ・イニエスタ/スペイン・カスティーリャ・イ・ラ・マンチャ州

サッカー好きなら知らない人はいないFCバルセロナのスーパースター、イニエスタも大のワイン好きとして有名。彼の所有するワイナリー「ボデガ・イニエスタ」は、1990年台に彼の父ホセ・アントニオが10haのブドウを植樹したことから始まります。関係者の努力によって畑は現在120haにも広がり、2010年にはついにワインを初リリース。これはスペインが優勝した南アフリカ・ワールドカップの年でもあり、彼が決めた決勝ゴールを記念するボトルも販売されています。彼の一番のお気に入りは、愛娘の名をつけたシャルドネ主体の白、エル・カリール”バレリア”。2013年のバッカス国際ワインコンクールで銀賞を受賞するなど実力も本格的です。ラインナップ全体がリーズナブルですが、全般的にラベルにハートが描かれた「コラソン・ロコ(=熱狂的な思い)」も評価が高く要注目。

ファーギー/ファーガソン・クレスト/アメリカ・カリフォルニア州

アメリカの人気ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ(BEP)」のボーカルで、お洒落セレブとしても知られるファーギー。2006年に父のパット・ファーガソンと共にカリフォルニアのサンタ・イネズ・ヴァレーに「ファーガソン・クレスト」を設立しました。畑はオーガニックを採用し、テンスレー・ワインズのオーナー醸造家”天才”ジョーイ・テンスレーをワインメーカーに迎えるなど、本気度はかなりのもの。自身のヒット曲の名を冠した「Fargalicious(ファーガリシャス)」は、テンスレー得意のシラー主体で、その他メルロー、グルナッシュ、カベルネソーヴィニヨンのブレンド。2011年ヴィンテージはアメリカの「WINE ENTHUSIAST」誌で92点を獲得しています。残念ながら日本では入手不可。

ドリュー・バリモア/バリモア・ワインズ/アメリカ・カリフォルニア州

ドリュー・バリモアは『エバー・アフター』『チャーリーズ・エンジェル』『ラブソングができるまで』等に主演したアメリカの女優。彼女はイタリア旅行がきっかけで、イタリアを代表する白ブドウ品種の一つ「ピノ・グリージョ」に魅せられます。2010年にバリモア・ワインズを設立し、2011年ヴィンテージを当初はイタリア・ヴェネト州のIGTとしてリリース。このワインは2012年フランスの「チャレンジ・インターナショナル・デュ・ヴァン」で金賞を受賞するなど高い評価を受けます。その後2014年にカリフォルニアの「カーメル・ロード」ワイナリーと業務提携。現在はカリフォルニア・モントレー郡でピノグリージョの栽培からワインの醸造まで行っています。彼女は醸造プロセスに深く関わっており、ワインメーカーのクリス・カトー氏は彼女にサンプルをテイスティングしてもらいその意見を反映しています。残念ながら日本では入手不可。

デイヴ・マシューズ/ザ・ドリーミング・ツリー/アメリカ・カリフォルニア州

デイヴ・マシューズはアメリカのロックバンド「デイヴ・マシューズ・バンド」のボーカル。日本ではあまり知られていないかもしれませんが、アメリカではチャート1位の常連、グラミー賞受賞などの超人気バンドです。彼はまず1999年にバージニア州の畑を購入し「ブレナム・ヴィンヤード」を設立します。次いで2011年に「シミ」の醸造家スティーヴ・リーダーを迎え、カリフォルニアに「ドリーミング・ツリー」を設立(※名前はバンドの楽曲に由来)。スティーヴは現在は離れましたが、入れ替わりで2014年からはシミやクロ・デュ・ボワで経験を積んだ醸造家シーン・マッケンジーがワインメーカーに就任。デイヴは高い環境意識を持ち、栽培から瓶詰めまで”地球にやさしい”をモットーに、減農薬、ボトルの軽量化、ラベルの再生紙利用、再生コルクの使用などを実践しています。

F.F.コッポラ/コッポラ・ワイナリー&イングルヌック/アメリカ・カリフォルニア州

フランシス・フォード・コッポラは『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』等が代表作のアメリカの映画監督。コッポラは1975年に『ゴッドファーザー』の収益を元手にナパのブドウ畑を購入して以来ワイン事業に携わっており、まさにセレブのワイン造りの先駆者と言えます。特に1978年にリリースした高級ワイン「ルビコン」は大ヒットし、その後も順調に事業を拡大。「コッポラは、映画監督よりもワイナリー経営者としてのほうがずっと才能がある」と揶揄されるほどに大成功を収めています。画像の「ソフィア・コッポラ・ブラン・ド・ブラン」は娘のソフィアの結婚祝いに造った、ピノ・ブラン、リースリング、マスカットというユニークなブレンドの辛口スパークリング。ラベルやピンクのボトルフィルムも美しくギフトにおすすめ。(関連記事

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この記事の著者

管理人ソムリエ

1972年生まれ、東京都出身、フードコーディネーター。2001年にJSA認定ソムリエ、2003年にチーズプロフェッショナル、2007年にシニアソムリエ、2014年に野菜ソムリエを取得。仕事込みで年間に平均約500本のワインを試飲しています。

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