1000円~2000円で購入可能な、コスパの高いおすすめ赤ワインをご紹介します。旨安ワインは濃厚・フルボディが多いですが、5番目は貴重なピノノワールです。カジュアルなパーティーの手土産にご一考を!
コート・デュ・ローヌ/ドメーヌ・ダンデゾン
【1700円前後】シラー100%。フランスでは「コート・デュ・ローヌ」という呼称のワインは通常格の高いワインではありませんが、これを味わうと概念が変わること必至。凝縮した果実味とパンチのある野生味・スパイシーさは、はるか格上のコートロティやエルミタージュを彷彿させます。是非長期熟成させて味わってみたいワイン。この値段でヴィエイユ・ヴィーニュ(=古樹)というのも凄い。
プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア[赤]/ポッジョ・レ・ヴォルピ
【1300円前後】管理人の飲み友達10人ほどで「3000円以下のワインを持ち寄ってどれが一番旨いか決めよう」というワイン会をしたときに、2000円台のワインを差し置いてグランプリに輝いたのがこれ。「プリミティーヴォ(=ジンファンデル)」という品種は、早熟でフルーティーなのが特徴で、軽い味わいになることも多いのですが、これはジャムのようなしっかりとした凝縮感があります。樽香とのバランスもよく完成度高し。
ジャン・バルモン・カベルネ・ソーヴィニヨン
【1100円前後】カベルネ・ソーヴィニヨン100%。これは南仏・ラングドック地方のワインですが、造り手のジャン・バルモンは実はロワール地方が本拠地。その土地の特性にあったワイン造りをすることでコスパの高いワインを生産しています。申し分ない果実の凝縮感、タンニン、ガッツリ効いた樽香、これぞフルボディ!という一本。
シリウス・ボルドー・ルージュ/メゾン・シシェル
【1900円前後】メルロ60%、カベルネソーヴィニヨン40%。上でご紹介してきたイタリアや南仏は比較的コスパの高いワインが多い地域ですが、やっぱりワインはボルドーじゃなきゃ!という方もいるでしょう。メゾン・シシェルという造り手は、なんとあのシャトーパルメの共同オーナー。この値段ながら見事な風格を感じさせ、ひょっとしてパルメのセカンド「アルタ・エゴ~」とブラインド対決したらいい勝負になるのでは?と思わせるポテンシャルです。
テラノブレ・ピノ・ノワール・レゼルバ・テロワール
【1400円前後】この手の安旨ワインという話になると、どうしても有利なのが凝縮感のある濃いワイン。繊細な味わいのピノノワールは栽培が難しく、なかなか安旨リストには上がってこないのですが、これは素晴らしい!果実味豊かなのは想像通りとして、酸もしっかり乗っており、樽のバランスもちょうどよい。寝かせても楽しめます。是非ピノノワール単一の「テロワール」と書いてあるのを選んでください。