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    Categories: 手土産フードおすすめ

【アルザスの伝統菓子】パリ21区のクグロフ お取り寄せレビュー

クグロフ」というお菓子をご存知でしょうか?フランスのアルザス地方や、オーストリア、スイス、ドイツの郷土菓子で、マリー・アントワネット(ウィーン生まれ)が好んでいたことでも知られています。
今回、京都・河原町のブラッスリー「パリ21区」のクグロフをお取り寄せしてみました。合わせたワインともども、実食した感想をレビューしたいと思います。

記事で紹介している「クグロフ・プティ」の詳細&販売先パウンドケーキ工房 パリ21区(楽天市場店)

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パリ21区の「クグロフ・プティ」


▲ ヤマトの普通便で届きました。ちなみに送料は800円です。


▲ トリコロールリボンで止められた可愛らしい六角形の箱が、エアパッキンで厳重にガードされています。


原材料は、バター・小麦粉・砂糖・卵・アーモンド・レーズン・トレハロース・ベーキングパウダーという自然なものだけ賞味期限(日持ち)に関しては、届いたのが2017年4月12日ですので、約1週間ということになります。焼き菓子にしては短めの賞味期限ですが、保存料無添加ですのでそれも仕方ないでしょう。


▲ 六角形の蓋を取ると、箱が放射状に広がり、クグロフが現れました!頭に王冠がかぶさっているのが可愛い(笑)


▲ 面白いのはパウダーシュガー粉ふるいが付属していること。ふりかけるのが楽しみですね~。ちなみにクグロフにパウダーシュガーをかけて仕上げるのは本場に忠実なやり方で、このあたりにもこだわりを感じます。


▲ 袋から出して皿にのせてみると・・・う~ん、美味しそう!たっぷりのアーモンドスライスレーズンが見え隠れしています。今回購入したのは「クグロフ プレミアム」のハーフサイズ「クグロフ・プティ」なのですが、それでも重さはずっしり。ちなみに直径は13cmです。


▲ お待ちかねのパウダーシュガーふるいです。これは楽しい!(笑) いい大人が楽しみましたので、お子さんがいたらきっと大喜びでやるでしょうね~


▲ さらに美味しそうになりました!横にふりかけるのが難しかったですが、まずまずきれいにできたのではないでしょうか?実はもっと丁寧にやろうかとも思ったのですが、早く食べたくて、そこそこで切り上げてしまいました(笑)。

この状態で、パウダーシュガーはあと1/3くらい残ったので、残りはカットしたものにかけようと思います。

合わせたワイン&食べた感想


▲ クグロフはうねりに合わせて斜めにカットするのが基本です。このカットで1/6くらいですが、管理人はこれが1人前としてちょうどよい量でした。

では実食。
美味い!!生地の食感は濃密でしっとり!見た目からはもう少しパサッとした感じなのかな?とも思いましたが、これは意外なしっとり感です。この食感、嫌いな人いないでしょうね!

味わいは、バターの香りがリッチで風味豊か。甘味もほどよく、上品な美味しさです。

そして、この生地とレーズンとの相性がまた絶妙なんですよね~!レーズンの甘酸っぱさが、生地のリッチさとよく調和しており、深みのある味わいになっています。また香ばしいアーモンドが、風味と食感のアクセントになって、後を引く味わいです。

これは美味しいですね~!!


アルザス伝統のお菓子ということで、ほんのり甘口(半辛口)のアルザスワイン、ゲビュルツトラミネールを合わせてみました。こちらのヒューゲルはアルザスを代表する大手ワイナリーで、最もスタンダードなものは1000円台となかなかリーズナブルです(※このワインは2,080円)。

合わせてみると…
甘さのバランスはいい感じです!
クグロフのほうがやや甘味が勝ちますが、その分、本来酸味の少ないゲビュルツの酸味が際立ち、後味を引き締めてくれます。クグロフに含まれるレーズンとちょっと似た効果がありますね。

そして、ゲビュルツ特有のライチ、マスカット、アプリコットのようなフルーティーで華やかな香りが、クグロフにプラスされ、フルーツケーキっぽいニュアンスが出てきます。

これはなかなか楽しいマリアージュです!是非試してみてください!!

お取り寄せ&通販情報

クグロフは本来、素朴な家庭のお菓子なのですが、こちらのクグロフはスイーツとして完成度が高く洗練されていて高級感を感じさせます。見た目にもお洒落で、パウダーシュガーなどの小物も楽しく、手土産やギフトにもかなりオススメです。

クグロフというと日本ではマイナーな存在ですが、系統的には今流行りのバームクーヘンに近いものがあります。バームクーヘンが好きな方ならきっと気に入るでしょう。むしろバームクーヘンよりもしっとりしているので、より多くの人に受け入れられるのではないでしょうか。バームクーヘンよりも「ひとひねり」感があるのも魅力だと思います。


▲ ちなみに箱の中には、あの偉大な洋菓子研究家、今田美奈子先生(Wikipedia)からの推薦メッセージがありました。今田先生ってこういうおすすめ普通やらないんじゃないですかね??さすがに今田先生からのお墨付きは伊達ではありません!

お値段は、こちらの「クグロフ・プティ(ハーフサイズ)」が2,300円(税別)です。お店の紹介では「2~3人前の食べきりサイズ」ということになっていましたが、既に述べたように1人前の適量は1/6(大食いの方で~1/4?)。品質とこのボリュームを考えれば大満足です。

もっと大人数でシェアするなら、フルサイズの「クグロフ・プレミアム」(3,800円)がオススメです。ハーフサイズと比べると俄然割安感が出てきます。実はもう一つ「ミニクグロフ」という、一口サイズのクグロフ3個セット(1,499円)もあるのですが、写真で見る限りかなり小ぶりで、パウダーシュガーもついていないようなので、こちらはあまりオススメしません。

もう一つ付け加えると、こちらのお店には「クグロフXO」(10,000円!)という商品もあります。

「クグロフ・プレミアム」の方には洋酒を全く使っていませんが、こちらにはXOブランデーをたっぷり使い、さらにしっとり芳醇とのこと。プレミアムでこれだけ美味しいのに、XOになったらいったいどうなってしまうんでしょうか??マリアージュは、ブランデーならもちろんバッチリでしょうし、甘口シェリーなども合いそうですね。お値段的になかなか手は出ませんが、大変興味があります!味わってみた方は是非感想を聞かせてください!!

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