個人的にレーズンサンド（レーズンバターサンド）が大好きで、どこが美味しいかと日々食べ比べしています。しかし気を付けないといけないのは、有名店のものでもマーガリンやショートニングを使ったものが非常に多いということ。最近ではよく知られるようになってきましたが、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、心臓疾患などのリスクを高めると言われています。

今回は、管理人おすすめのレーズンバターサンドをご紹介します。全てマーガリン（ショートニング、ファットスプレッドを含む）不使用で、お取り寄せ可能です。是非参考にしてください。

マルセイバターサンド／六花亭

あまりにも有名な六花亭のマルセイバターサンドですが、まずはこれを紹介しないわけにはいきません。これだけ安価で大量生産されているのにも関わらずマーガリンを使っていない、大変ありがたいレーズンサンドなのです。六花亭が日本で初めて作ったホワイトチョコレートと、北海道産のフレッシュバターを合わせたバタークリームは、ほどよい甘さでしっかり濃厚ながらも、口どけはなめらか。レーズンのラムの風味は強めで、クッキーは柔らかめのしっとりさっくりとした食感。口の中でほろりと崩れてバタークリーム・レーズンと融合する三位一体のコンビネーションはまさに黄金比。何年たっても色あせない安定の美味しさです。
【原材料】バター、小麦粉、レーズン、砂糖、乳加工品（生乳、砂糖）、ココアバター、卵、アーモンド粉末、ラム酒、リキュール、ブランデー、食塩、コーンスターチ、乳製品、ローマッセ、米粉、麦芽エキス、醸造酢／膨張剤、香料、植物レシチン（大豆由来）、トレハロース

レーズンバターサンド／キノシタ

キノシタのレーズンバターサンドの大きな特徴は、ひと際目を引く分厚いクッキー。噛み心地のよいしっかりザックリとした食感で、塩気がほどよく、クッキー単体で食べたい美味しさです！バタークリームは、クッキーの存在感に負けないたっぷりのボリュームで濃厚。バターそのもののようでもあり、チーズのようでもあり、それでも甘さは控えめで、クッキーと絶妙に融合しています。レーズンは食感がしっかりめで、一般的なものに比べると酸味が豊かな印象。ラムの香りはほんのり程度で、子供でも問題無し。全体的に一体感はありバランスよくまとまっていますが、やはりクッキーの存在感が際立つレーズンサンドなので、美味しいクッキーを味わいたい方におすすめです。
【原材料】バター、国産小麦粉、グラニュー糖、ラムレーズン、アーモンドパウダー、卵、生クリーム、塩

レーズンサンド／TABLES（タブレス）

一方こちらはバタークリームの厚みが凄まじいTABLES（タブレス）のレーズンサンド。さぞやリッチな味わいなのだろうと思いきや、バタークリームにホワイトチョコレートがブレンドされているためか、バターのこってり感がなく意外にさっぱり軽やか。甘さも控えめで、1個当たりのカロリー302kcal（お茶碗一杯のご飯程度）は、意外に少ないと言えるのではないでしょうか。クッキーはしっとり系でバラバラにならないタイプ。レーズンには一般的なラムではなくキルシュが使われており、いわゆる「ラムレーズン」感が薄い点は好みが分かれるかもしれません。パッケージが綺麗なので、ギフトにもオススメです。
【原材料】小麦粉、バター、食用植物油脂、砂糖、発酵バター、ココアバター、レーズン、卵黄、練乳、塩、脱脂粉乳、全粉乳、洋酒、乳化剤(大豆由来)、酸化防止剤

レーズンサンド／自由が丘モンブラン

日本でのモンブラン発祥の店としても知られる自由が丘モンブランのレーズンサンド。メッシュ状の焼き跡が特徴的なクッキーは、プラリネが練り込んでありとても香ばしく、ほどよくしっとりして食感はサックリ。バタークリームはコクがありまろやかですが甘さは控えめ。印象的なのはレーズンの美味しさで、身がふっくらしていて甘味・旨味が強い！クッキーとバタークリームが甘さ控えめな分、レーズンの甘味とラムの風味がよりダイレクトに伝わってきます。全体的に感じるのは、自然で体に良さそうな味わいだということ。値段は少々お高めですが、本当にいいものはこうなるのかと感じさせます。
【原材料】小麦粉、バター、砂糖、アーモンド、ヘーゼルナッツ、レーズン、卵、塩、ラム酒、水飴

ピュアファームクッキー（レーズンバターサンド）／那須ハートランド

那須の観光名所の一つでもある「お菓子の城 那須ハートランド」のレーズンバターサンド。クッキーは表面やや固めのきめ細かい生地で、噛み締めるとしっとりほろほろという食感。甘さがほどよく、単体で食べたい美味しさです。バタークリームはミルクの風味をしっかり感じる濃厚さで、量がさほど多いわけではないのですが実に存在感があります。これはおそらく那須高原の美味しい牛乳の賜物なのでしょう。レーズンは洋酒感が強すぎず弱すぎず風味豊か。良い意味でお菓子感がありつつ全体的にバランスよくまとまっており、またコスパの点でも魅力的です。
【原材料】バター、小麦粉、レーズン、砂糖、卵、アーモンドプードル、水あめ、ブランデー、ココアバター、乳化剤、膨張剤(原材料の一部に乳を含む)

レーズンサンドサブレ／欧菓子KUTSUMI

レーズンサンドが人気だった大阪・淀屋橋の「クリサンテーム」で修業したご主人がレシピを再現したという欧菓子KUTSUMIのレーズンサンドサブレ。まず素晴らしいのがサブレで、アーモンドの香りが香ばしくサクサクでありながら、ふわりと口の中で崩れていく食感が絶品！日が経つとしっとりしていき食感がガラリと変わりますがそれもまた美味しく、異なる食感が楽しめます。赤ワインで煮込んだレーズンはバニラやスパイス（おそらくシナモンかクローブ）が効いており、赤ワインが好きな方は絶対に好きなはずの大人の味わい。クリームは軽やかでレーズンの美味しさを引き立てています。是非赤ワインを合わせていただいてください！
【関連記事】レーズンサンドに合うワイン5選（姉妹サイト：ワインと料理のマリアージュ）
【原材料】小麦粉・砂糖・アーモンド・胡桃・レーズン・赤ワイン・卵・天然バニラビーンズ・バター・ラム酒・レモン果汁・香辛料

大粒生レーズンサンド／パティスリーアンジュ

岩手県花巻市のパティスリーアンジュの「大粒生レーズンサンド」。こちらのレーズンサンドで特筆すべきは何と言ってもそのレーズンの大きさ！市内にある佐藤ぶどう園で造られるサニールージュのレーズン（太陽の生レーズン）は肉厚で食べ応え抜群！糖度も高いですがバランスよく酸味を伴い、ラムの風味に負けないブドウの旨味がが口いっぱいに広がります。クッキーは薄手でサクッと軽く、バタークリームもさっぱりめ。レーズンの存在感が際立つ、レーズンが主役のレーズンサンドです。
【原材料】バター・砂糖・レーズン・カカオバター・ホワイトチョコレート・小麦粉・卵・牛乳・バニラ・食塩／ベーキングパウダー

甲州レーズン／清月

こちらもレーズンが主役のレーズンサンド、清月の「甲州レーズン」。山梨県産のピオーネを使用したレーズンは、生のブドウ感が残っておりとてもジューシー！上のアンジュのレーズンに比べると柔らかく、大きさや食感はドライプルーンに近いものがあります。ラムの風味は比較的強め。クッキーは塩味がよく効いていて、ほろりと柔らかい食感。クリームは甘さ控えめでほんのりバニラが香ります。二口で食べ終えてしまう小ぶりなサイズながら、大粒レーズンの食べ応えと甘酸っぱさが十分な満足感を与えてくれるレーズンサンドです。
【原材料】小麦粉、砂糖、ぶどう(山梨県産)、植物油脂、バター、卵、アーモンドプードル、ココアバター、洋酒、発酵乳、膨張剤、乳化剤、香料

ESCARGOT レーズンサンド／リンベル

山形の人気イタリアンに併設する洋菓子店Escargotが造るレーズンサンド。印象的なのは山形産デラウェアを使用したというレーズンで、まず量がたっぷりなのが嬉しい！味わいは一般的なレーズンよりもジューシーで、旨味も強い印象です。ラムの香りはやや強めなので苦手な方はご注意。クッキーはシンプルながら食感がとても心地よいサクサク感ですが、ちょっと崩れやすいタイプ。バタークリームはたっぷり入っていますが、軽めで口溶けがよいので良い意味で印象に残らず、全体をまとめる働きをしています。全体的に上品な味わいで、高級感を感じるレーズンサンドです。
【原材料】小麦粉、発酵バター、デラウェア、砂糖、卵、ココアバター、洋酒、全粉乳、レシチン、香料

レーズンサンド／京都フクナガ

1930年創業「京都フクナガ」の看板商品の一つレーズンサンドは、地元で長く愛されている人気商品です。サブレはやや硬めのザクッとした食感。素晴らしいのがレーズンで、なんとラム酒に漬け込んだものをサンドする直前にもう一度ラムにマリネするという手の凝りよう。ラムの香りが強くふっくらしていて、しかもたっぷり詰まっているのが嬉しい！バタークリームは、レーズンサンドでは意外と珍しいメープルシュガーを加えたもので、さっぱりしていながら香ばしい味わい。レーズンのラムの風味ともよく調和していて、香りの相乗効果で新たなハーモニーを生み出しています。
【原材料】小麦粉（国内製造）、バター、レーズン、砂糖、植物油脂、洋酒、卵、卵白、メープルシュガー、食塩／膨張剤、環状オリゴ糖、（一部に卵・乳成分・小麦・大豆を含む）

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