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    Categories: おすすめワイン

おすすめのノンアルコールワイン7選(辛口~甘口)

妊娠中または授乳中の方や、アルコールに弱い方、車の運転を控えている方などの味方「ノンアルコールワイン」。ワインはビールと比べると本来アルコール度数がずっと高い飲料なので、これをノンアルコールにするのは、技術的にかなり難しく、またどうしても甘口が多くなりがちです。

そんな中で、管理人が実際に試飲して、比較的辛口のものや、美味しいと思ったものを、甘辛度△甘口、☆やや甘口、★やや辛口、★★辛口)と共にご紹介します。ノンアルコールワイン選びの参考にしてください。

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ボンヌーベル・サンズアルコールワイン(赤/白/ロゼ/泡/ロゼ泡)

【1100~1400円】ボンヌーベルは、フランスで初めてノンアルコールワインを造ったメーカーです。フランス国立農業研究所と共同で開発した方法で、本物のワインからアルコールを除去しています。厳密には0.2%程度のアルコールが含まれていますが、フランスの法律では0.5%未満はノンアルコールと見なされます(日本の法律では1%未満)。

ちなみに「サンズアルコール」とは耳慣れない言葉かもしれませんが、「サンズ(sans)」は英語で言う「without」で、「~なしで」という意味。つまり「サンズアルコール」は「ノンアルコール」のことなのです。

ボンヌーベルでおすすめは、単一品種スティルワイン(赤:メルロー、白:シャルドネ、ロゼ:シラー)ですが、日本では流通が少ないのが残念。スパークリングでは、酸がしっかり立っている本格的な味わいのがおすすめです(ロゼはやや人工的な風味が目立ちます)。

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スタッセン・ノンアルコールワイン(白/赤/泡/ロゼ泡/シードル)

【800~1500円】スタッセンベルギーの老舗飲料メーカーで、シードルの甘口を得意としています。ノンアルコールワインに関しては、前述のボンヌーベル同様、本物のワインからアルコールを除去しており、こちらは嬉しい、度数0.0パーセント。

おすすめは、スパークリングの「デュク・ドゥ・モンターニュ」ですが、「やや甘口」なのでご注意ください。とは言え、シャンパーニュの「セック(sec)」に相当する程度の軽やかな甘さで、ノンアルコールなのに舌の上でアルコールと錯覚するようなボリューム感はお見事。ちょっとだけ甘いことさえ目をつぶれば、本物のスパークリングワイン近い本格的な味わいです。スティルワインなら、白のシャルドネがおすすめ。シャルドネの柑橘の香りを上手く引き出した「やや辛口」です。

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メゾン・オノレ・ドゥ・フォーブール “1688グラン”シリーズ(ロゼ泡/泡)

【4000~4600円程度】1688年のフランスで、カトリック教会の司教が「女性が永遠の愛に満たされる妙薬」を信者に託したという伝説があったそうです。この「妙薬」のレシピが1988年に発見され、これを復元したのが、メゾン・オノレ・ドゥ・フォーブール(MHdF)社。2011年にロゼ泡が、2014年に白泡がリリースされました。

その「レシピ」の詳細は非公開ですが、ロゼに関してはどうやら赤・白のぶどう濃縮ジュース(果汁100%)をブレンドし、マスカットとアールグレイのアロマを微量加えている模様。さすがに味わいの「ワイン感」は薄く、個人的にはこれを「ノンアルコールワイン」と呼ぶのは気がひけますし、コスパも今ひとつです。

とは言え、香りの複雑さは面白く、完成度の高い「大人のぶどうジュース」といった趣があります。また、高級感のあるボトルは文句無しに格好いいので、甘口ノンアル派の方へのギフトにいかがでしょうか。

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ル・ポルミエ(シードルロゼ/シードル白)

【1400~1500円】ル・ポルミエフランス・ノルマンディー地方の生産者で、ノルマンディーと言えばリンゴのスパークリングワイン、シードルの銘産地。こちらの造るノンアルコールシードルロゼ世界初です。

ラインナップにはロゼの「ペピネル」と、の「ポミヨン」があり、いずれもリンゴ果汁に炭酸を加える製法で、ロゼにはエルダーフラワーやハイビスカス、ベリーなどを配合、白にはバニラエキスを微量加えています。いずれも「やや甘口」ではありますが、リンゴ本来の酸味を生かしており、後味は爽やか。味わいに上品さがあります。

ちなみに醸造責任者のブノワ・シモテル氏は、シャンパーニュの名門ヴーヴ・クリコでプロダクト・マネージャーを務めた人物。その技術は、このシードルにもしっかり生かされています。

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カール・ユング(白/赤/ロゼ/スパークリング)

【700~1100円】ドイツカール・ユング社は1908年に世界で初めてアルコールフリーのワインを製造した会社。アルコール除去には「低温真空蒸留法」を使用しており、これは世界各国で特許を取得しているものです。

アルコール度数は0.5度未満。おすすめはやはりドイツの主要品種リースリングで、酸味が豊かなので、「やや辛口」の分類にはしていますが、ほぼ辛口と思って差し支えありません。スパークリングの方は、リースリングの他いくつかの品種のブレンドですが、こちらも甘さを抑えよいバランスに仕上げています。ラインナップ全てが1000円未満というコスパも魅力で、おすすめ度は高いです。

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セレブレ(355ml)(泡/ロゼ泡)

【500~600円 ※355ml】こちらは日本の富山県「トンボ飲料」の商品。トンボ飲料は現存する最古のラムネメーカーで、子供向け擬似シャンパン「シャンメリー」を造っているメーカーでもあります。

通常ノンアルコールワインを造るには、いったん普通のワインを造ってから何らかの方法でアルコールを除去するのが一般的ですが、こちらの「セレブレ」では、詳細は非公開ながら「アルコールを生成しない」ように通常のワイン同様の発酵過程を経ることによって、アルコール0.0%を実現しつつ、一般的なアルコール除去では抜けがちなワインのコクをキープするとのこと。たしかに、ブドウ果汁を発酵しないと得られないワインらしさは感じられますが、甘味はやや目立つので、日頃から甘口ワインがお好きな方におすすめです。

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マノワール・デ・サクレ・ソー・ジェニー(ロゼ泡)

【3000~3300円】マノワール・デ・サクレベルギーのメーカー。創業者のジェニー・クゴート・ルラン氏は、UAEの王族の結婚式で、イスラムの人々がドロリとしたフルーツジュースをフルートグラスで飲んでいるのを見て、「もっとエレガントなノンアルコールドリンクを造らなければ」と感じて、この商品を開発したそうです。

イスラムの人々も飲めるように、アルコールはもちろん0.0度低温加熱殺菌によってアルコール発酵を止めるという方法を採用しています。ブドウはフランス産のガメイ、プールサール、シャルドネ、ミュスカを使用し、若干口当たりの甘い「やや辛口」ながら、香り豊かで酸味もしっかりしており、味わいは本格的です。カタール航空のファーストクラスや世界の一流ホテルやレストランにオンリストしており、高級感あるボトルも好印象。価格がちょっとお高めですが、今回ご紹介している中では最も本物のワインに近い、かなりおすすめのノンアルコールワインです。

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