オーストラリアを代表するワイン生産者おすすめ5選

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ワインタイプの多彩さが魅力なオーストラリア。ヨーロッパよりも面積が広くさまざまなテロワールが構成されるということと、元来移民文化でありさまざまな国からブドウ品種や技術が持ち込まれたことがその要因です。総じてワインのコストパフォーマンスは高いですが、その中でも特に優れたおすすめの造り手をご紹介します。それぞれいろいろな意味でバラエティに富んでいます。

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ペンフォールズ(Penfolds)

  • 創業年:1844年
  • 所在地:オーストラリア/南オーストラリア州/バロッサ・ヴァレー
  • 銘柄:グランジ、RWTバロッサ・ヴァレー・シラーズ、Bin707カベルネ・ソーヴィニヨン、ヤッターナ、シャルドネなど
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2007年7月試飲

オーストラリアが世界に誇るプレミアムワイン「グランジ」の生産者。現在のチーフワインメーカーは4代目のピーター・ゲイゴ。グランジは、特定の畑にこだわるのではなく、ペンフォールズのリソースを活用し、各地から最高のブドウを選抜して作られるのが大きな特徴。かつてオーストラリアのシラーズは、苗木がフランスのエルミタージュ(Hermitage)から持ち帰られたことに由来して「ハーミテイジ」と呼ばれていました。グランジも1989年まで「グランジ・ハーミテイジ」とラベル表示されていましたが、原産地呼称の不正使用であるとのEUからのクレームにより、ハーミテイジを落とすことになりました。「ハーミテイジ」ラベルのグランジは貴重品!

ペンフォールズについての豆知識

グランジは、生みの親マックス・シューヴァートが1951年に会社に無断でこっそりと造ったのが始まり。当時は辛口のシラーが一般的でなかったために、識者による試飲では「蟻のような風味」と酷評されました。

ヘンシキ(Henschke)

  • 創業年:1968年
  • 所在地:オーストラリア/南オーストラリア州/エデン・ヴァレー
  • 銘柄:ヒル・オヴ・グレイス、マウント・エーデルストーン、シリル・ヘンシキ、カベルネソーヴィニヨン、ジュリウス・リースリング、ジョゼフ・ヒル・ゲヴュルツトラミネールなど
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2015年1月試飲

複数畑ブレンドの典型がグランジなら、ヘンシキのヒル・オヴ・グレイスは単一畑の完成系。樹齢150年にも及ぶシラーズから生まれるワインは、あまりにも長命のために飲み頃の検討がつかないほど。ちなみにワイナリーの公式WEBサイトによれば、2015年現時点で最新リリースの2010年ヴィンテージは、30年熟成可能とされています。ワインメーカーのスティーヴン・ヘンシキが、栽培技術者の妻プルーと共に経営。カベルネ・ソーヴィニヨンやリースリングも高く評価されています。

ヘンシキについての豆知識

ヘンシキでは、お膝元のエデン・ヴァレーの他、アデレード・ヒルズにもレンズウッド・エステートを所有し、冷涼地向けの優れたピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブランを栽培しています。

バス・フィリップ(Bass Phillip)

  • 創業年:1979年
  • 所在地:アメリカ/カリフォルニア州/ナパ・ヴァレー
  • 銘柄:オーパス・ワン、オーバーチュア
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2009年12月試飲

オーストラリア随一のカルトなピノ・ノワールを造るフィリップ・ジョーンズ。現地のワインショップを隈なく探してもなかなか見つけられず、たとえあったとしてもたいていは厳重に鍵のかかかったショーケースの中にあります。もちろん高い!醸造家でもあるフィリップ・ジョーンズは、ブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエに惚れ込み、それまでカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられていた畑を全てピノ・ノワールに植え替えました。管理人も未体験の「リザーヴ~」はDRCと見紛えると言われています。

バス・フィリップについての豆知識

シドニーの人気レストランTetsuya’sの和久田哲也氏は、ジョーンズ氏と懇意な関係から、Tetsuya’sラベルのピノ・ノワールをバス・フィリップとして作っています。

マウント・メアリー(Mount Mary)

  • 創業年:1971年
  • 所在地:オーストラリア/ヴィクトリア州/ヤラ・ヴァレー
  • 銘柄:クインテット、トリオレット、ヤラ・ヴァレー・ピノ・ノワール、ヤラ・ヴァレー・シャルドネ
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2013年6月試飲

マウント・メアリーは、ヴィクトリア州のヤラ・ヴァレーにあるカルトワイナリーの一つ。ボルドーブレンドの赤=クインテット、白=トリオレットの他、ピノ・ノワールやシャルドネ、全てのブドウを、決して広くはない一つのヴィンヤードで隣り合わせで栽培するという、フランス人の常識では考えられない離れ業を見事にこなし、いずれも最高クラスの評価を得ています(※ロバート・パーカーの評価は高くはない)。とくに2畝分しかない希少なピノ・ノワールはマニア垂涎のアイテム!

マウント・メアリーについての豆知識

スクリューキャップの使用が盛んなオーストラリアですが、マウント・メアリーでは2006年から合成コルクが使用されています。

トルブレック(Torbreck)

  • 創業年:1994年
  • 所在地:オーストラリア/南オーストラリア州/バロッサ・ヴァレー
  • 銘柄:ラン・リグ、ザ・ファクター、レ・ザミ、ディシェンダント、キュヴェ・ジュヴェナイルズ、ウッドカッターズ・シラーズなど
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2010年4月試飲

ポール・ジャヴレのエルミタージュ・ラ・シャペルと、ジャン・ルイ・シャーヴのエルミタージュに心酔したデヴィット・パウエルは、ワイナリーを転々とした後、1994年にトルブレックを創立しました。樹齢90年のシラーズしわずかな量のヴィオニエをブレンドした「ラン・リグ1998」が、パーカーポイント99点を獲得しブレークしました。凝縮感がありパワフルですが、エレガントな酸とタンニンをバランス良く伴い、オーストラリアのギガル、あるいはグルナッシュ100%の「レ・ザミ」はローヌの神様シャトー・ラヤスと喩えられることもあります。他の造り手に比べて安価な価格帯が充実しているのも嬉しい限り。

トルブレックについての豆知識

ベーシックなアイテムに「ウッドカッターズ・シラーズ」があります。これはワインメーカーのデヴィッド・パウエルが、かつてスコットランドで木こりをしていたことに因んでいるそうです。

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この記事の著者

管理人ソムリエ

1972年生まれ、東京都出身、フードコーディネーター。2001年にJSA認定ソムリエ、2003年にチーズプロフェッショナル、2007年にシニアソムリエ、2014年に野菜ソムリエを取得。仕事込みで年間に平均約500本のワインを試飲しています。

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